大学合格。旅立つ息子へ、新生活準備で母が白い器に込めた想い。

こんにちは。Haku-biです。

今回ご紹介するのは、
春に一人暮らしを始める息子さんへ器を贈った、
あるお母さんのストーリーです。

目次

嬉しいはずなのに。
胸の奥には、ぽっかり穴が空いたような気持ちでした。

やっと終わった・・・
長かった大学受験。 

息子はもうすぐこの家を出ていく。

昨年は、残念ながらあと少しのところで届かなかった。

「もう一年頑張らせてほしい。お願いします。」

息子は第一志望不合格の結果を見て
一瞬も迷うことなく、そう頭を下げた。

そうして1浪して、1年間。
彼は全く脇目も振らず予備校で勉強し続け
今年は念願の大学に合格を見事勝ち取った。

大きな喜びと同時に、寂しさが後から大きく襲ってくる。

彼と一緒に暮らす日はもう来ないだろう。
と覚悟する日が来たのだ。

思い返せば、ずっと私は、
勉強を頑張る彼に、お弁当を作り続けることしか応援できなかった。

彼がひたすらに頑張る背中にそっと、お弁当を差し出す日々。

私が7年間、お弁当を作ってきた日々もこれでさよならだ。

合格発表から入学まで1ヶ月もない。
旅立ちの準備を慌てて進める。

一人暮らしの準備を始めて、ふと気づいた。

あ、食器も買わなくちゃね。

男の子の一人暮らしだ。
ちゃんと自分で炊事するだろうか?
カップラーメンやコンビニのお弁当ばかり食べて
過ごさないだろうか?

そんな心配ばかりが頭をよぎる。

いろいろ生活に必要なものをネットで調達していたあるとき。

ふとインスタを覗いていたら、白い器に目が止まりました。

お皿とマグカップ。

「あ、素敵。」

カップ(studio bwanji / 若杉麻衣子)
マンゴー皿 大(studio bwanji / 若杉麻衣子)

真っ白で、どこか凛としていて、
静かにそこに佇んでいるような器でした。

その瞬間、なぜか息子の顔が浮かびました。

そうだ。
これを旅立つ息子へプレゼントしよう。

大学生の息子にはちょっと贅沢かもしれない。

「器なんて、なんでもいいよ。」

本人にはそう笑われそうだけど。

でも、いいんです。

ちゃんと食べてほしい。
忙しくても、きちんとご飯を食べてほしい。

この器を見て、たまに私の顔を思い出し、
「ああ、ちゃんと食べようかな。」
そんなふうに思ってくれたら、それでいい。

「ちょっといいもの」を知って、大切に扱ってくれたら。

そんな気持ちで選びました。

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器は、ただ食べるための道具ではなく、
誰かを想って選ぶ時間や、
その人を大切に思う気持ちを
そっと乗せて届けるものなのかもしれません。

春は、新しい暮らしが始まる季節。

大切な人が旅立つとき、
その食卓にそっと寄り添う器をひとつ贈る。

そんな贈りものも、きっと素敵ですよね。

Haku-biは、
そんな想いに寄り添う器を
これからも届けていきたいと思っています。

今回ご紹介した、「studio bwanji / 若杉麻衣子さん」の作品はこちらからご覧いただけます。

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